| Monument | 古来、大井沢・七軒地域の人々は、峠を越えて長く交流を続け、深い絆で結ばれてきた。<br>
若くして県議会議員を志した板垣清一郎氏は、この地を訪れて、大井沢トンネルの掘削が地域住民の切なる願いであることを知り、いつの日かこれを達成することこそ、政治家としての使命であると固く胸に刻んだ。<br>
時は移り、県民の信任を受けて、山形県知事に就任した板垣清一郎氏は、若き日のこの夢を実現すべく情熱をかたむけた。それは長い年月に亘るまさに執念ともいえる努力の積み重ねであった。<br>
一方、大江・西川両町住民は、期成同盟会を結成してこれを支援し、又主体的に根強い運動を展開し続けた。この間、故水村武雄建設大臣を初めとする幾多の人々のご指導を得て陳情活動をくりかえすこと十星霜、悲願大井沢トンネルは、寒河江ダム周辺環境整備事業として採択された。<br>
大頭森山の雪の中で工事は至難を極め、大量の湧水に悩まされて難航したが、工事施工者の卓越せる技はこれを克服し、ついにトンネルは完成した。<br>
ここに町内外の有志相図り、感謝の真心をこめて、関係者のご芳名を刻した碑を建て、その偉業を偲びつつ、郷土の限りない発展を希う。<br>
平成元年八月二十四日 |